理科って複雑で難しいなぁ。。。
確かに化学反応式や電気の計算など頭が痛くなりますね。
でも理科の半分は暗記なので、点数アップのチャンスがありますよ。
本当?私でも点数アップできるかな??
もちろんですよ!
では、今回は理科点数アップの秘訣をお話しましょう!
目次
理科は単元によって、対策が違う
テスト対策の方法をお話する前に、
まずは理科の単元についてお話しましょう。
理科の単元は主に、計算系と暗記系に分かれます。
単元によって、テスト対策として
計算演習するのか
暗記を反復するのか
行動が変わってきます。
まずは、次のテストが何の単元で、
何をするべきかを意識しましょう。
また、学年が上がると
暗記系の単元でも計算が増えることに注意してください。
以下の表は、各単元の計算の有無を示したものです。
生物 | 化学 | 物理 | 地学 | |
中1 | ✕ | ◯ | ◯ | △ |
中2 | ✕ | ◯ | ◯ | △ |
中3 | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
ここで、注意して頂きたいのは、
「✕」とあるところは100%計算が出ないわけではないということです。
計算の量が全体から見てもかなり少ないので、
「✕」としています。
この表からもわかる通り、
中3の理科は、計算の割合が増えます。
計算になるとできないという人は、
たっぷりテスト対策に時間を取りましょう。
それでは、暗記系・計算系の勉強のポイントをお話しします。
暗記系・計算系の勉強のポイント
暗記系
当たり前のことですが、これに尽きます。
ここに勉強のスキルは必要ありません。
問題集を何度も解き、
- 問題文から、重要語句(答え)が出せる
- 逆に、重要語句からその語句の説明ができる。
この2つをしっかりできるようになってください。
特に重要語句の説明は、できない人が多いです。
問題集1冊を丸覚えするのではなく、
きちんとその重要語句の意味を理解することが必要です。
問題集の問題文と、テストの問題文が同じとは限りません。
言葉を変えられても、何を聞かれているのかが理解でき、
答えられるようにしてください。
計算系
これが非常に大事です。
よく子どもたちの中に、
テストになると解けない~。
という子がいます。
その子たちのほとんどが、
答えを出す計算方法を丸覚えしており、
問題文が理解できておらず、
実験や現象で何が起きているかわかっていません。
一つひとつの式が何を求める計算なのかを
理解する必要があります。
これを一人で理解するのはなかなか難しいので、
学校や塾の先生に質問したり、
YouTubeの解説動画を見たりするなどし、
他人の力を借りましょう。
何かの実験や現象に対し、
何が原因となって、
どんな結果が現れているのか、
そのメカニズムをしっかり理解することが大切です。
それでは、単元別にもう少し勉強のポイントを深堀りしていきましょう。
単元別の学習内容と勉強のポイント
ここからは、各単元の学習内容と勉強のポイントをお伝えします。
生物
生物は中学1年生のときに「植物」、
2年生で「動物」、
3年になると「細胞分裂」「遺伝の法則」
について学びます。
生物の勉強においては
ことが大切です。
当たり前ですが、1は本当に徹底して行ってください。
生物はやった分だけ比例して点数が伸びます。
時間を割いて、たくさんの問題を解くことを繰り返してください。
2に関しては、
自分できちんと理解するためにも、
ノートにその分類図を必ず1度は書いてください。
例えば、「植物」は「シダ植物」「コケ植物」「種子植物」に分かれます。
「種子植物」は「裸子植物」と「被子植物」に分かれます。
こういった分類をきちんと分けられることが大切で、
何が理由で区別されているのかも含め、
ノートなどにまとめて整理してください。
頭の中が整理され、理解が深まり、復習にも使えます。
本当に効果があるので、
騙されたと思ってやってみてください。
化学
化学は中学1年生のときに「気体の性質」「水溶液の濃度」「溶解度・物質の状態変化」、
2年生では「化学反応」「化学反応式」、
3年生は「イオン・酸」「アルカリ・中和」
について学びます。
化学は、暗記の上に理解が成り立つ単元です。
例えば、
物質名や気体の性質、化学式を理解せずに、
イオンを理解することは不可能です。
化学は、積み上げ方式の学習となっています。
そのため、
ことが非常に大切です。
時間がかかっても良いので、
傷が浅いうちにしっかり過去の復習をしましょう。
前学年の復習をする場合は、
テスト対策の時間をたっぷり取るようにしてください。
物理
物理は中学1年生で「光・音・力」、
2年生に「電気」、
3年生に「運動とエネルギー」を学びます。
物理は共通して言えるのが、
です。
物理は、目に見えない現象を、言葉で説明されます。
理解ができていないと感じた場合は必ず、
塾の先生に聞いたり、
YouTubeの解説動画を見たりしましょう。
原理を理解すれば、
問題を数多く解くうちに、本当の理解に繋がり、
公式もしっかり使いこなせるようになります。
「なぜ」こうなるんだろう?
と考え、納得するまで突き詰めてください。
それがテストに必ず役立ちます。
地学
地学は中学1年生で「地震と地層、火山」、
2年生で「気象」、
3年生で「天体」について学びます。
地学は意外にも公式などが多い単元です。
物理ほど深く掘り下げる必要はありませんが、
物理と同様に、
ことが大切です。
地震の「P波・S波」や、
「飽和水蒸気量」など、
きちんとイメージを捉えることができていますか?
まずはきちんと現象が理解できているかから考え、
公式が何を求めるものなのかを理解しましょう。
物理と比べると、
比較的身近な現象が多いので、
想像しやすいはずです。
しっかり理解に落とし込み、
問題演習を繰り返してください。
定期テストの勉強はいつから始めればいい?
それでは、定期テストの対策をいつからスタートするかです!
早ければ早い方が良いのですが、
始めるタイミングの基準としては、
- 今回のテストに化学が入っているか、
- 化学は苦手か
がポイントになります。
上記の化学の章でも記載しましたが、
化学は1年からの積み上げ単元です。
化学が苦手な場合は3週間前から始めましょう。
それ以外の場合は、最低でも2週間前から始めましょう。
ただ、上記はあくまで目安です。
前から成績不安を感じている場合は、
早めからコツコツ勉強を始めてください。
3週間前の戦略 化学の対策と学校課題を進める
ここは、主に化学の対策に関して記載します。
これまでの化学が理解できていない場合は、
どこから理解ができていないのかを調べ、
理解に不安を感じる部分から始めましょう。
テストまでの時間の兼ね合いもあるので、
要領よくやらなければいけません。
中3で化学反応式がわかっていないのに、
イオン式がわかるはずはありません。
その状態でイオン式がわかるという人は、
意味も理解せず、丸覚えしているだけです。
きちんと分子・原子単位でのやり取りが
イメージできるようになることが大切です。
過去の問題集や教科書などを引っ張り、
そこの理解から時間を割き、
今の学習内容に結びつけるようにしてください。
3週間前から平日1時間ずつやるだけでも変わってきます。
2週間前の戦略 学校課題の完成と単元に応じた対策
テスト2週間前になりました。
まずは、課題を完成させましょう!
その後の対策は、暗記系単元・計算系単元に分けて解説します!
暗記系単元:用語を完璧に!
以前にも記載しましたが、
暗記系単元の2週間前は下記の2点を徹底して意識してください。
問題文→用語(答え)が出るようになって、勉強は半分です。
用語→問題文、つまりその用語の説明ができることが大切です。
理科は原則、暗記の上に理解が成り立つので、
問題集を解いて、丸になることを目的とせず、
問題集の問題内容を説明できるようになってください。
計算系単元
学校課題を解いていると、
計算系の単元は必ずできない問題が出てきます。
時間も限られるので、長く考え過ぎず、
ひとまずは答えの力を借りてください。
その答えの理解ができない場合は付箋を貼っておきましょう。
ひとまずは課題の完成を優先させます。
課題が完成次第、2周目として、
その付箋をつけた問題の理解を進めてください。
できない問題の対策をすることが、
一番の点数アップに繋がります。
わからない問題がすべて解決したら、
あとは別の問題集などを利用し、
類題をひたすら、計算演習しましょう!
1週間前の戦略 過去問などでテストする
さて、残り1週間となりました。
ここまでで知識をつけたり、
計算演習をしたりできたと思うので、
テストをしましょう!
先輩や塾の先生にお願いし、
過去問を調達し、
定期テスト前に一度定期テストを受けてみてください。
点数も出し、100点満点換算することで、
現状の実力がハッキリとわかります。
あとは、目標点以上にするために、
間違えた問題の対策を行い、
本番に向けた力をつけてください。
もうひと踏ん張りです。頑張ってください!
最後に
理科は、数学や英語とは違い、
前回の定期テストができなかったからと言って、
今回も必ずできないとはならない科目です。
前回の単元との繋がりが薄いので、
点数をしっかり上げることができます。
努力が反映しやすい科目なので、
ぜひがむしゃらに頑張ってください。
その分、必ず結果に反映します。
自分の力を信じて、努力してみてください。
応援しています!