友だちが夏休みを利用してオープンキャンパスに、
行っているんだけど、私も行くべきなのかな?
おぉ、大学に興味を持つことは素晴らしいね!
もしかして行くべきか、迷っているのかな?
実は高校は学校見学せずに、決めちゃったし、
オープンキャンパスは事前に応募も必要っぽくて、面倒だなぁって。。。
なるほど!確かに応募となると少しハードルが上がるよね!
でもオープンキャンパスはメリットがたくさんなので、絶対行くべきです!
それでは今日はオープンキャンパスについてお話ししましょう!
目次
そもそも、オープンキャンパスとは
オープンキャンパスとは、
高校生やその保護者様に大学のキャンパスを開放し、
入試説明会やキャンパスツアーなどを実施するイベントのことです。
パンフレットやWebサイトだけでは分からない、
学校の特徴や雰囲気を感じることができます。
通年で実施している学校もありますが、
大規模なものは夏休みや文化祭の時期に実施されることが多いです。
オープンキャンパスの内容
オープンキャンパスは、主に下記の内容になっています。
これを見ると、意外にも「楽しそう」と思えるイベントが多いのではないでしょうか?
キャンパスツアーや学食体験など、
パンフレットやHPではわかり得ません。
また、入試説明会では、大学によって、
具体的な入試情報を聞けたり、過去問をもらえたりします。
個別相談会では、ちょっとした疑問なども質問でき、解決できるので、
大学への不安や入試制度の悩みがスッキリ解消できます。
行くだけでも得られる情報は膨大です。
オープンキャンパスの参加率や参加理由は?
スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は、
2023年10月27日(金)から11月1日(水)にかけて
オープンキャンパスの参加に関する485名からの有効回答が得られたので、
そのアンケートの一部をご紹介しましょう。
Q1.第一志望や志望度の高い大学のオープンキャンパスには参加しましたか?
第一志望や志望度の高い大学のオープンキャンパスには、
約8割の学生が参加していることがわかります。
この割合だけ見ても、参加率は高いと言えるでしょう。
次に、参加しなかった人たちの理由を確認してみましょう。
Q2.志望度の高い大学のオープンキャンパスに参加しなかった理由は何ですか?
上から4項目に関しては、
参加希望だが、できなかった
ということがわかります。
これらを4つを合わせると、63.4%となります。
つまり、Q1の結果を踏まえると、
78.2%はオープンキャンパスに参加し、
参加しなかった21.8%のうちの63.4%は、
参加希望だったことがわかります。
つまり、参加意思は9割以上の学生にあるということです。
では続いて、参加した人たちに目を向けましょう。
Q3.オープンキャンパスに参加した理由は何ですか?
ほとんどが「受験したい大学だった」という理由です。
やはり受験情報の取得や大学の雰囲気を知ることが、
目的になっていることがわかります。
これらのことから、大学受験する場合は、
志望大学へのオープンキャンパス参加は必須と言えるでしょう。
オープンキャンパスに行く3つのメリット
それでは、オープンキャンパスに参加することによる
3つのメリットに関してお話しましょう。
①大学・学生の雰囲気を知れる
パンフレット、HPだけではイマイチ雰囲気はつかめません。
大学に行き、
大学の先生やスタッフに直接関わる、
大学の構内や建物の中を歩く、
周りの大学生の雰囲気を見る、
授業見学をする、
これだけでも膨大な情報量です。
言葉で表すことのできない情報がたくさん流れ込んでくるでしょう。
これだけでも「行って良かった」というメリットを確実に感じます。
また、大学入試で初めて大学に行って、
「思ってた雰囲気と違う。。。」
と感じることを避けることもできます。
②入試情報が手に入り、質問もできる
オープンキャンパスに参加することで、
入試説明会や個別相談会で、
入試情報などを直接聞くことができます。
大学の入試制度は、正直ややこしいです。。。
募集要項を熟読し、「こういうことかな」と理解しても、
「合ってるか不安だ。。。」ということもあるでしょう。
そういう時は素直に人に聞きましょう。
その中でも大学のスタッフに直接聞くことが一番確実です。
そこで悩みをスッキリ解決し、
受験勉強に専念しましょう。
こういった頭のモヤモヤを解消しておくことも大切です。
また大学によっては、
過去問や願書などをプレゼントしてもらえます。
用意する手間が省け、出費も抑えられるので、
そういった意味でもメリットは大きいでしょう。
③モチベーションが上がる
私は、ここがオープンキャンパス参加の最大のメリットだと思っています。
受験勉強は高2の3学期頃から始まり、
高3の2~3月までと、とても長期間です。
途中、どうしても息切れが発生します。
その際、私はよく
大学の食堂でご飯を食べておいで
と伝えます。
できれば志望する大学が行き、
どうしても遠ければ近くの大学へ行くことを勧めます。
高3生はそこで、大学生に囲まれながらご飯を食べることで、
来年、本当の意味でここでご飯を食べられるように頑張ろう!
と改めて決心してくれます。
オープンキャンパス参加も同様です。
大学構内を歩き、模擬授業を受ける。
それによって「ここに行きたい!」という気持ちを
必ず高めてくれるでしょう。
オープンキャンパスへは何年生から行くべき?
それでは、何年生からオープンキャンパスに参加するべきでしょうか?
再び、Studyplusトレンド研究所のアンケート結果を見てみましょう。
下記のグラフは、初めてオープンキャンパスに参加したのが何年生かという割合を示すグラフとなっています。
私もこの結果を見て、「意外だ!」と少し驚いたのですが、
なんと高校1年性が一番多い結果となりました。
夏の学校課題として、
高校からオープンキャンパス参加を出されていることがあるので、
それが参加要因になっているかもしれません。
ちなみに、高1・2生を合わせると82.6%!
高3生は受験勉強に時間を費やすことも考えると、
高1・2生のうちに済ませてしまうことが理想だと言えます。
もちろん、進路変更やモチベーションアップのために、
高3生でもオープンキャンパスに参加することはありだと思いますが、
早いうちから動いて悪いことはないので、しっかり参加しておきましょう!
オープンキャンパスで見るべき5つのポイント!
それでは、オープンキャンパスの見るべきポイントを紹介しましょう!
①大学の雰囲気、学生の雰囲気
オープンキャンパスでしか感じられない大切な部分です。
なるべく言語化し、具体的に雰囲気を掴むようにしましょう!
チェックポイント
・大学の雰囲気やそこに通う学生と馴染むことができそうか
・男女比はどうか
・授業の雰囲気はどうか
・サークルや部活動の内容、活動具合はどうかなど
雰囲気などは時が経つと忘れてしまうので、
ぜひ写真や動画に残し、思い返せるようにしましょう!
②入試情報について
「行きたい!」という大学が見つかっても、
合格できなければ意味がありません。
しっかり入試に関する情報収集を行いましょう!
チェックポイント
・入試の選抜方式は何があるか
・総合型選抜、学校推薦型選抜の出願条件は何なのか
・入試の出願期間や合格発表などのスケジュールはどうか
・入試の出題傾向や難易度はどうか
パンフレットや募集要項だけでは、
疑問点がすべて解消しづらく、理解が難しい部分もあります。
個別相談会などにも積極的に参加し、
悩みをしっかり解消しましょう!
③就職率、就職先、進学先、資格の取得について
大学選びは、私は進路保証が一番大きいと考えています。
もちろん大前提として本人の大学での努力次第ですが、
その大学に行くことによって、
チェックポイント
・どのような進学、就職ができる可能性が高いのか
・どんな資格が手に入るのか
・どんな免許が手に入るのか
をしっかり調べる必要があります。
就職先や職業がある程度決まっている人は、
必ずその資格や免許が手に入るか確認しましょう!
④アクセス、立地
大学に行くルートや周辺は調べておきましょう。
チェックポイント
・自宅から大学までの所要時間はどれぐらいか
・通学ラッシュ時の混み具合はどれぐらいか
・交通費はどれぐらいかかるか
・最寄りの駅、バス停からはどれぐらい時間がかかるか
・大学周辺の雰囲気、お店は何があるか
大学によっては山の上にあり、
アクセスが不便ということもあります。
だからダメというわけではありませんが、
立地や就職実績、学習内容などを踏まえ、
他の大学と天秤にかけて考えるようにしましょう!
⑤大学の施設や設備
大学には様々な施設、設備があります。
希望の学部・学科に関わる施設、設備がどれほどあるか
しっかり確認しておきましょう!
チェックポイント
・キャンパスの広さや数はどうか
・建物や設備品など古くなっていないか
・実験室やパソコン室など充実しているか
・図書館は広いか、自習席は十分確保されているか
・学食は十分にあるか、混みすぎていないか
・売店やコンビニが十分にあるか
オープンキャンパスに複数いけば、
あそこは食堂が多かった、
こっちは図書館が広いなど比較することができます。
忘れないようにしっかりメモして残しましょう。
⑥どんな授業が受けることができ、研究ができるのか
大学に行き、そこで知識を得ることがもちろん大切です。
大学で心理学を学びたい!
と言っても、心理学には、
教育心理学、犯罪心理学、発達心理学、行動心理学、スポーツ心理学
など様々な種類があります。
自分が何の勉強したいのかをよく考えましょう。
を考えてください。
私は大学は良い箱だと思っています。
そこに何を詰めるかは、あなた次第です。
空っぽで卒業するのか、
その道の研究者から最新の情報を得て卒業するのか、
就職に関わる勉強をして卒業するのか、
それを決定するものとして大学選びがあると思いましょう。
オープンキャンパスに関するよくある質問
それでは最後に、オープンキャンパスに関するよくある質問に答えましょう。
Q1. 服装は?
服装は、私服で大丈夫です。
制服でも問題はありませんが、
色々と歩き回るので、
動きやすい服・歩きやすい靴で参加するようにしましょう。
リュックは両手が空き、メモが取りやすいのでオススメです。
Q2. 何を持っていけば良いの?
原則、これが絶対必要というものはありませんが、
行って得た情報をきちんと残せるようにしましょう。
カバンは、大学で過去問や願書などを
プレゼントされる可能性があるので、
大きめのカバンで行くようにしましょう。
Q3. 複数のキャンパスがある場合は、どれに行けば良い?
原則、志望する学部・学科があるキャンパスに行きましょう。
雰囲気や設備、施設を確認するにあたって、
別のキャンパスを見てもあまり意味がありません。
Q4. 受験しない大学でも見ても良い?
はい、大丈夫です!
高1生でまだ志望大学が決まっていないや
志望大学が遠く、
ひとまず大学の雰囲気を知りたいために、
オープンキャンパスに参加するということはよくある話です。
たくさん行くことは推奨できませんが、
あくまで参考程度に参加してみてください。
Q5.事前に予約は必要?
事前に予約が必要な場合が多いです。
必ず志望大学のHPを確認しましょう!
最後に
オープンキャンパスに関して色々と記載させて頂きました。
ほとんどの人が、人生で通った大学は1つだけなので、
ぜひ心から4年間ここで頑張りたいと言える大学を
見つけるようにしましょう!
頑張ってください!心から応援しています。