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子どもにスマホをいつから持たせるべき?家庭のルールは?ルールを決める4つのポイントを紹介!

お母さん

子どもがスマホを持ちたいと言い始めたの。

まだ小5で、私は早いと思のよねぇ。

周りもスマホを持ち始めるタイミングですね。

特に、何が心配ですか?

こぐま先生
お母さん

何事も制御が効かないので、スマホに依存しないかが心配だわ。。。

でも子どもは友だちのグループにおいていかれると言うし。。。

なるほど。。。スマホを持たせるか悩みますね。

それでは、今回はスマホを持たせる時期やどうスマホと向き合うかついてお話しましょう!

こぐま先生

子どもにスマホは、いつから持たせるのが良い?

まずは、世間のお父さん・お母さんは、

いつ頃からスマートフォンを持たせているのでしょうか?

実際の数値を見ていきましょう!

こども家庭庁から、

2024年2月に発表されたデータをもとにお話します。

子どもにいつからスマホを持たせている?

まずは、こども家庭庁から発表されている

年齢別インターネット利用率」から見ていきましょう!

このインターネットと言うのは、

いわゆるネットサーフィンはもちろん、

LINEYouTubeInstagramなどの利用

すべてを含まれた数値になります。

グラフからも見て分かる通り、

なんと4歳時点でインターネットの利用率7割

8歳時点で9割を越え、

12歳以上では99%以上という結果になっています。

塾生の保護者様も、家事をしている間、

2歳の妹にYouTubeを見せているという話を聞きました。

テレビ離れの昨今、

その分YouTubeなどに流れているのは間違いないでしょう。

それでは、これらのインターネットを利用している人たちを対象に、

使用しているスマホは誰のものを使用しているか」を調査した数値があります。

その割合を見ていきましょう。

なんと10歳(小学5年生)時点で

スマホは子ども専用が過半数を越えています。

こうなってくると、子どもたちから「周りの友だちも持っている」という話が出てきますね。

この頃から、そろそろ持たせるという心づもりが必要かもしれません。

それでは次に、

なぜその時にスマホを持たせたのか理由を確認していきましょう!

子どもにスマホを持たせた理由

子どもにスマホを持たせた理由に関しては、

サムライト社によるWebアンケートの内容が公表されていたので、

そちらをまとめました。

幼稚園から持たせた理由

  • 「静かに見てくれるし、言葉を覚えるから」33歳男性
  • 「ひらがなの練習のため」34歳女性
  • 「防犯のため」25歳女性

文字や言葉を覚えるという意見が上がっています。

確かにYouTubeであれば、

ひらがなの書き順から発音、言葉は絵で説明するなど、

スマホ1つで完結してします。

横につく必要もないので、親としては助かりますね。

小学校低学年から持たせた理由

  • 「防犯のため」40歳女性
  • 「一人で学童に行ったり、帰宅したりするようになったのでいつでも連絡をとれるように」32歳男性
  • 「心配だから」38歳女性

防犯や連絡手段という理由が上がっています。

まだまだ身体的にも精神的にも未成熟でありつつ、

登下校もあるので心配して持たせているようです。

小学校高学年から持たせた理由

  • 「周りの子が持ち始めたから」45歳男性
  • 「友達の家に遊びに行くようになったり習い事にでかけたりするようになったりしたので便利だと思ったから」34歳女性
  • 「共働きのため、親の仕事が終わって帰宅するまで子供の様子が心配だから」47歳女性

高学年になり、外に出る機会も増えることで、連絡を取りやすいという理由が上がってきていますね。

中学生から持たせた理由

  • 「子供同士で出かける機会も増えてきて、小学生の時よりも行動範囲が広がる。必要な時にすぐ連絡がとれれば心配が少し減ると思ったから」50歳女性
  • 「4月から私立中学へ通うため通学途中での緊急時の連絡手段として必要だと思ったから」49歳女性
  • 「部活などでの連絡手段として」45歳女性
  • 「周りの子供が持っているから」 47歳男性

中学生から始まる部活動や、新しくできた友達との連絡手段として持たせるという意見が出てきています。また、中1から部活も始まることもあり、小学校から中学校にあがるタイミングで購入というパターンが多いようです。

一般的には小5~6年生で購入を!

さて、様々な理由が上がっていましたが、

私は、小学5~6年生での購入をオススメします。

理由は2つあります。

ポイント

  1. 塾や習い事などが増えるため、緊急時の連絡として
  2. GIGAスクール構想により、ICT環境に慣れておくため

1は記載の通りなので、

2についてお話しましょう。

GIGAスクール構想とは

全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み。

今、小・中学生は1人1台タブレットやPCを学校から支給されています

中学生は、ZoomやTeamsを利用しており、

課題の提出をアプリで行うということも増えています。

そのため、小学校高学年頃から

ある程度IC機器の操作に、慣れておいてもらいたいので、

今のうちから渡しておきます。

スマホを小学校高学年頃から渡す方向で問題ないと思いますが、

渡すことによるデメリットもあることを忘れてはいけません。

そちらを確認していきましょう。

子どもにスマホを持たせる5つのデメリット

①勉強の妨げになる可能性がある

保護者様から話を聞いたり、

子どもたちから話を聞いたりしていると、

スマホとの付き合いが上手くできず、

学習効率がとても下がっている子が見受けられます

勉強中にLINEの通知が来てしまう、

ゲームのイベントがある、

長時間インスタやTikTokを見てしまうなど、

スマホを持つことで、大幅に勉強の集中力が低下する可能性があります。

まだ自制が効かない子もいるため、注意が必要です。

いじめの要因になる

子どもたちの間で、

コミュニケーションアプリやSNSを使ったいじめも発生しています。

ネットを介したいじめは、第三者からは分かりづらいため、

親もなかなか気付くことができません。

子どもにスマホを持たせる場合、

友だち同士の関係に気を配る必要があります。

③有害サイトにアクセスする危険がある

スマホはインターネットの閲覧をできることから、

誤って有害なコンテンツにアクセスしてしまう可能性があります。

そういった状況を避けるために、

あらかじめフィルタリングをかけておくなど、

事前の対策をしておきましょう。

④視力の低下や睡眠不足につながる

塾生の子どもが眠そうにしている時に原因を聞くと、

だいたいが夜遅くまでスマホを触っていたと答える子が多いです。

それ以外は課題が終わらず、

遅くまでやっていたということもあるのですが、

詳しく確認すると夕方にスマホを触りすぎたことが原因でした。

①に記載したように、本当にスマホは時間泥棒です。

また、スマホの画面から発するブルーライトを

長時間見つめることは、目の筋肉を酷使し視力低下にもつながります。

就寝前にブルーライトを発するスマホを見つめることは、

メラトニンの分泌低下を引き起こし、

体内時計が狂うなど睡眠の質の低下にもつながります。

⑤お金がかかる、課金する

当たり前ですが、スマホもタダではありません。

機種代・通信料とお金が発生します。

場合によっては、有料アプリやゲーム、

サブスクなどの課金をするということもあります。

私も先日、子どもにせがまれ、

流行りのスイカゲーム(240円)の購入にOKを出しました。

こういった小さいところから始まっていくと思っています。

場合によっては、子どもが勝手に課金してしまうという問題もあるので、

スマホの支払いをキャリアの支払いと紐づけしていないかなど注意が必要です。

家庭内ルールを決める4つのポイント

スマホは、

緊急連絡が取れたり、

すぐ調べ物ができたり、

友達と連絡が取れたり

便利なものです。

しかし、子どものうちはその使用に、

制限をかけなければ、先程のようなデメリットが発生します。

そこで、家庭内でルールを決めることが大切です。

そのルールを決める4つのポイントをご紹介しましょう!

ポイント1 時間を決める

ルール例

  • 夜◯時以降の使用は禁止
  • 1日の使用時間を◯時間と設定
  • ながらスマホ(ご飯を食べながら、歩きながらなど)は禁止
  • 夜◯時には電源を切り、ベッドに行く

スマホ依存に有効なのが、

使用時間や時間帯を決めることです。

自分をコントロールするのがまだまだ難しい子どもだからこそ、

親が利用状況をしっかり把握し、

使用時間や時間帯を含めた利用のルールを決めるのが大切です。

また、使用時間を制限できるアプリを利用するのもオススメです。

ポイント2 使用場所を決める

ルール例

  • 自分の部屋への持ち込み禁止
  • リビングのみでの使用可能
  • 外に持っていくときは、親の許可を得る

使用場所を決めるのもスマホ依存にさせないために有効です。

スマホの使用は親の目が届く範囲にすることで、

子どもが何に使っているのか把握できます。

場合によっては、SNSいじめなどを早期発見するきっかけになるかもしれません。

ポイント3 アプリのダウンロードについて

ルール例

  • アプリをダウンロードする際、パスワードは親が入力する
  • アプリのダウンロードは、親のスマホから許可を出す

子どもたちのスマホの中に、

SNSやゲームがたくさん入っている子がいます。

こうなると長時間に渡ってSNSやゲームをやり続けます。

子どものスマホのアプリの状況を把握しておくことは大切です。

また、近年様々なアプリが出ています。

出会い系などの大人と接点を持つようなアプリは避けるべきです。

危険なアプリを入れさせない

アプリの入れ過ぎで、スマホの使用時間が伸びないようにする対策が必要です。

ポイント4 スマホの確認について

ルール例

  • 「見せて」と言った時に、必ずスマホを見せること
  • 人に見られて問題のないようにすること

問題が発生した際、一番手っ取り早い確認方法が

直接確認することです。

  • スマホの使用時間が長い
  • SNSいじめをされている

など、第三者がすぐに気づくことが難しいので、

スマホを渡す前に、事前に取り決めをしておくことが大切です。

子どもを守るためにも大切なポイントになります。

最後に

最後に、子どもたちに一方的にルールを押し付けるだけでは、

「ママ、ずっとスマホ触ってる!」

と言われかねません。

子どもは親の姿を見て育つもの

親も一緒に取り組み、スマホから離れた時間はぜひ家族の時間にしましょう!

引き続き、すべての子どもたちが笑顔で成長できるようなお話をしていきます!

また良ければ、記事を見に来てください!

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